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★★★第15回公演★★★

『飛べない生き物』


【公演日時】2017年12月15日(金)~17(日)
  15日(金) 16日(土) 17日(日)
14:00
19:30

【チケット】前売券 (一般):3500円/(高校生以下):2000円
[チケット予約受付中]

【会場】新生館スタジオ
【アクセス】東武東上線「中板橋」駅 徒歩4分

【お問い合わせ】jackpot2010@live.jp
コンテントヘッダー

「コンビニ堂」

主人公:創一(45才、ニート兼ヒモ、元洋食レストラン料理長、彼女(月子、25才)と同棲中)

店長:宇佐見さん。(48才、田舎町のコンビニ店長、実は月子の父親)



店長「はい、警察呼ぶからね!君ちょっとそこ座って!」
創一「はい…」

店長「いや~珍しいね!こんな田舎町で万引きなんて!え!しかも君、もういい歳でしょ!!」

創一「はい…すんません…。後日、必ず代金は支払いに来ますから!今日だけは!今日だけは勘弁してもらえませんか!?」

店長「君ねぇ、うちのコンビニをなめてもらっちゃあ、困るよ!!そうゆう問題じゃないって分かってるでしょ!!いい歳してね」

創一「はぁ…。」

店長「いい大人がこんなことするんじゃないよ!ったく、しょうがないね君は!よりによってこのお弁当を選ぶとは大した度胸だ」

創一「いやぁ…最初はそんなつもりはなかったんですけど…」

店長「なんだ!いい歳して魔がさしたとでも言いたいのか!?」

創一「そうですね…魔がさしたとゆうか、そそられたとゆうか、気付いたら…手に…取ってました。このお弁当だけなんか…別格やったんです。」

店長「ってことは、数あるお弁当の中から、この店長さんプロデュースのお弁当が他とは比べものにならんくらい光ってたってゆうことが言いたいんでしょ!あ~そうかそうか!」

創一「まぁ…はい。」

店長「具体的にもっとなんか色々あるでしょうよ!この際だからきっちり説明してもらおうか!」

創一「あ…はい。なんてゆうか…とにかくめちゃくちゃ美味しそうですし、彩りも最高で、素材も良さそうやし、配置も素晴らしくてなんかもぅ…」

店長「もう、全部やーん!」

創一「…はい。」

店長「わかった!わーかった!気持ちはわかったから!しょうがないね君は!で、そのプリンは?なんでまたそのプリン選んじゃったの?」

創一「はぁ…。このプリンはまた見た目からしてもぅ攻めてきてますし、このパッケージも斬新で季節限定ってとこがまた…」

店長「…………」

創一「あ、あの……」

店長「…この数あるスイーツの中から店長さんプロデュースのこのプリンを選んだ君に完敗だよ!」

創一「すんません…」

店長「名前は!」

創一「あ、あの……」

店長「名前はっ!」

創一「な、中岡創一です。」

店長「俺は店長の宇佐見だ!よろしくな!」

創一と店長熱い握手を交わす。
しばらく無言で見つめ合う2人

創一「あ、じゃ、この辺で失礼致します。」

店長「うん。また来てね。いつでも待ってるから。約束だよ。」

素早く帰ろうとする創一

店長「って、待て待て~い!」

創一「やっぱりダメですか?」

店長「ダメに決まってるじゃないか!何考えてんの?君おかし、お~か~し~くな~い?」

怒りでテンションが上がって行く店長

店長「え?おかしいだろ?今だよ!たった今!たった今、この世界に誇るコンビニ堂の店長さんがプロデュースしたお弁当やスイ~ツについて熱く!あつ~く語り合ったばっかりなのに!何普通に帰ろうとしちゃってんの?バカなの?死ぬの?」

創一「語り合ったっていうか・・・ほぼ言わされた感、満載みたいな気もしないでもないような。」

店長「ふっふっふ。そう。君は言わされてしまったんだよ!この愛すべき商品達に!」

創一「!?」

その言葉に、ハッとする創一

店長「気付いてしまったようだね。君も。」

創一「いや、もうこんな時間だなって。」

店長「もー。まじウザ~い。ちょ~テンション下がるんですけど~。」

創一「いや、な、なんかすみません。でも、今日だけは、今日だけは見逃していただけませんか?今日は本当に特別な日なんです!」

真剣な眼差しで訴える創一に、店長溜め息をつき

店長「何があるんだい?それくらい聞かせてくれてもいいだろ?その権利はあるはずだよ。」

創一「実は…、今お付き合いしてる人がいるんですけど、って言っても釣り合い取れてないっていうか、自分は失業して無職で、ほぼヒモみたいな状態なんですけど…今日、その彼女の誕生日なんです。だから、何かプレゼントしたくて。久しぶりに外へ出たら、なんかフラってここへ来ちゃって…こんなことに…。」

店長「そうか…。でも、ここで帰ってしまって、プレゼントのあてでもあるのかい?」

創一「………正直、ありません。でも、ここでおっさん2人、無駄話してても意味ないかなって。」

店長「お~い!無駄じゃね~し!自分の立場考えろよっ!……ま、まぁいい。今日は偶然にも私の娘も誕生日なんだ。どうだい?一緒に何か心温まるものを作ってみないかい?素人の君にはちょっと敷居が高いだろうが、大丈夫!なんつったって、店長さんが付いているんだからな!」

創一 「一緒にってなにを作ったらいいのやら。紙粘土なら持ってますけど。」

店長 「違うでしょ!キミ、流れをガン無視するのね。そもそもなんで紙粘土なんか持ち歩いてるのさ。」

創一 「いやぁ、小銭がないときに、これをこうして、500円玉サイズにして、うすべったくすると、お金になったりするんで。…それに心が落ち着く効果もあるんです。ねんど。」

店長 「せつなさといとしさとせつなさだよ!愛しくもないわっ!ならないよ、お金にも心の安らぎにも。」

創一 「ここだけの話、なるんですよ。お金!二丁目のタバコ屋のババアがもうろくしてましてね。度がキツい老眼鏡をかけてじっくり見ないと見えないんですわ。だから、メガネをかけるのを忘れるくらい上機嫌を装ってしゃべりたおせば楽勝なんすわ。へっへっへっ。」

店長 「…あんた、顔に似合わず最低だな…」

店長(しかし、この紙粘土がこの物語の重要な鍵となるとは、いまは予想だにしなかった)


ドアをノックする音


? 「店長さん、いらっしゃいますか?」

店長 「お待ちしておりました。」

創一 「?」

店長 「お巡りさん」

創一 「!!」

警察官 「で、万引き犯は彼ですか?」

店長 「はい、このお弁当とプリン。どちらも店長プロデュースを万引きしているところを捕まえたんです。」

警察官 「キミ、良い年してこんなことやっちゃいけないのはわかってるでしょうが、ちょっと署まで来てもらおうか。」

創一 「う、裏切りものー!」

店長 「なにを言ってるんだキミは。万引きは通報する。当たり前だろう。」

創一 「警察がくるまでの時間潰しに誕生日やら、一緒に作ろうだなどと言ってたんだな!そんな気はこれっぽっちもなかったくせに!」

警察官 「ほら、うだうだ言ってないでくるんだ。」

創一 「うぅー」


と、机に文字通りかじりついて離れない。

警察官 「やめないか、きみ!子供でもそんなことしないぞ!」

創一 「うわぁーん。月子ー!」

店長 「月子?」

警察官 「だれかね、その月子という人は。奥さんかね?」

創一 「ほぉいふぃほへふぅ」

警察官 「なんで机をかじりなおしてるんだ、きみは!で、誰なんだ、月子という人は!」

創一 「…恋人です。」

店長「!?」

警察官「君は、こんな事をしていて、その彼女の事が可哀想だとは思わないのか?」

店長鼻息をあらげて。

店長「シャラップ!ポリスメン!!!」

警察官・創一「!!?」

店長「き、き、ユーの、か、か、彼女の名字は?」

警察官「店長今はそんな」

店長「(額に血管を出しながら)ポリスメ~ン!!!」

警察官「ハ!すいません!!!」

創一「、、、う、宇佐見です。」

店長「イッズマイドーター!!!!」

警察官「どういう事ですか?」

店長「(額に血管を出しながら)宇佐見月子はイッズマイドーター!!!!」

警察官「店長の娘さん?」

店長「シャラップ!ポリスメン!!!ナウゴーホーム!!」

警察官「ハ!帰るであります!」

警察官、おびえる様に店を出て行く。。。

店長「………。」

創一「………。」

店長「…お名前は?」

創一「中岡創一です。さっき言っ…。」

店長「シャラップ!」

創一「あ…はい!」

店長「で…君の彼女の名前は…?」

創一「なので、宇佐見月子です。」

店長「シャラッーーープ!!!」

創一「いや、聞いたのは店長じゃ…。」

店長「私の苗字は宇佐見だ…そして娘の名前は月子、そして君の彼女の名前も宇佐美月子。その上、今日は娘の誕生日だ…そして君の彼女の誕生日も今日だよね?」

創一「お父さん、あの…。」

店長「私をお父さんとよぶがじゃべぼろばひ!!」

創一「す!すみません!!」

店長「はあ…はあ…はあ…。…うん、一旦落ち着こうか中岡創一くん。一旦冷静になろう。」

創一「…はい、宇佐見さん。」

店長「同姓同名ってこともあるからねぇ…ははは、すまない拙者取り乱してしまったで御座るよ。」

創一「いえ、お気持ちは分かります。」

店長「あ?」

創一「あ、いえ。」

店長「じゃあ君んとこのそのぉなんだ?月子?ん?その月子とぉ…家の可愛い可愛い月ちゃんの違いを明確にしていこうじゃないか?いいね?ん?」

創一「…分かりました。」

店長「じゃあまずは、年齢からだ。私がせーのって言うから、その後にお互いの月子の年齢を言い合うだよ?いいね?いくよ!!!???せーの!!!」

店長・創一「25才!!!」

店長「おっと!!!いやぁ!!惜しいなぁ!惜しい!!!」

創一「25才です。」

店長「いやーーーーーーっ!!!」

創一「じゃ、じゃあ…お互いに知ってることを挙げていきませんか!?」

店長「望むところだ!!貴様のブタゴリラみたいな月子と、家のガッキーばりの月子の違いを分からせてやる!!」

創一「では店長から!」

店長「宇佐見月子、25才、OL、今はマンションで一人暮らし、趣味はネコのぬいぐるみ集め、好きな食べ物はほっけ、嫌いな食べ物はブロッコリー、理由は生っぽいから、スカートはフリフリのが好き、使っているシャンプーはエッセンシャル、最近のマイブームは絵画を見る事…あとはあとは…」

創一「宇佐見月子、25才、OL、今はマンションで一人暮らし、趣味は創作料理、好きな食べ物はほっけ、嫌いな食べ物はブロッコリー、理由はちっちゃい木みたいだから、子供の時に転んだ時に怪我した時の足の傷跡がコンプレックス、それゆえにスカートよりパンツ派、使っているシャンプーは椿、最近のマイブームは抹茶ラテ、左利きに憧れてる、ネコは好きだけど実はネコアレルギー、ついでに言えば金属アレルギー、ピアスをしてみたいけど出来ない、帰宅後に一番最初にする事はテレビをつける、」

店長「おれより知ってるやーーー」

創一「体を洗う時は左手から、流すのは右手から、最近髪を切ってショートにしたからシャンプーが楽になった」

店長「え!?最近髪切ったの!?」

創一「ちなみに右のお尻にホクロがあるのを知ってるのは私だけです。」

店長「なんで貴様がそんなところまでぇぇぇ!!!」

創一「お父さん…。」

店長「私をお父たっちゃべいとよましえちょろも!!!」

創一「すみません!」

店長「電話じゃ!!!今から君のブタのような月子、そして家のガッキー似のかぐや姫みたいな月子に一緒に電話じゃ!!!それではっきりさせる!!!」

創一「わかりました。」

店長「じゃあいくよ!せーのっ!!!」

創一「あ、月子?え?あ、いや今なにしてるかなーって。え?忙しい?ごめんごめん。じゃ、またあとで。」

店長「何でだ。何で話し中なんだー!」

創一「お父さん、すみません。」

店長「シャーラーーーーップ!お父さんではないのだがや!」

創一「す、すみません。でも僕の方が先に繋がっちゃって。」

店長「謝るんじゃなーい!お、同じ番号に掛けたとは限らんだろうが!」

創一「それもそうですね。じゃあ、番号確認しましょう。」

店長「ポリスメン、呼ぶぞ。」

創一「え?そんな今さら!」

店長「同姓同名の宇佐美月子という可能性は充分にあるのだ!」

創一「そりゃ可能性がゼロとは言えませんが。」

店長「違う人物だとしても、今日が誕生日であることに違いは無い。」

創一「そうですね。」

店長「誕生日プレゼントで勝負だ。」

創一「は?勝負って。勝負してどうするんですか?」

店長「君のジャイ子のごとき月子と、うちのガッキー越えの月子。プレゼントを受け取った時のリアクションからしてそもそも大違いのはずなのだ。今からそれぞれプレゼントを作って、月子に渡してその反応を確かめるのだ。さすれば別人の宇佐美月子であることは明白となるはずなのだ!どうだー!」

創一「それで確かめられるかどうか理屈がよくわかりませんが、でもいいですよ。やりましょう。この勝負、受けてたちます!彼女のために最高のプレゼントを心をこめて作って見せます!」

店長「ふん、小賢しいわい。せいぜい気張ってみるんだな。ルールはこうだ。このコンビニ内にあるものならなんでもいくらでも使って良い。何を作っても構わない。時間は今夜12時を回るまでに彼女にプレゼントを渡して、その反応を比べるのだ。よいか?どちらが月子のハートにグッとくるものを作るのか、勝負だー!」

創一「あの、この紙粘土は使っちゃダメですか?」

店長「今お前と一緒にこの店内にあるのだ。認めてやろう。ふっ、しかしそんなくだらないものが役に立つと思ってることからして、もうお前の負けは決まったようなものだな。はっはっはっ。」

創一「いえ、ありがとうございます。僕は僕の月子のために全力をつくしますよ。」

店長「せいぜいほざくが良いわ。では、よーい、はじめー!」

創一、コンビニの中をウロウロしながら、

創一「うーん、月子のプレゼント、プレゼントと。やっぱり、創作料理が好きな月子だから、月子も驚く創作料理を作ってプレゼントしようかな・・・。創ちゃん、こんなおいしいもの食べたことないわ。最近、あんたのことただのヒモだと思って見下してたけど、見直しちゃった。今夜は久しぶりに・・・。グヘヘヘ。」

店長「ぐぬぬぬぬ。」

創一、店長プロデュースの弁当を再び手に取ると、店長それをはたき落とし、

店長「おーっとっとっとっと。ごっめんねー。手が滑っちゃった。」

創一「ぐぬぬぬぬぬ。」

店長「君、いい年して無職なんだもんね。きっとなんの才能もない駄目人間なんだろうなあ。いくらジャイ子みたいな君の月子ちゃんでも、そのうち、愛想をつかすだろうなあ。」

と、そこに、コンビニのドアが開き、お客様が入ってくる。

店長「いらっしゃいま、月子!」

月子「オヤジ、今日誕生日だからさ、小遣いくんね?」

創一「月子・・・」

月子「そうちゃんっ!え?なんでここに?」

店長「そうちゃん!?やはり貴様が!?」

と、ここでまた新たな客が入ってきた。

店長、創一、月子「!!」

客、ポケットに隠していた銃を3人に向け、

客「大人しくしろ!命が惜しければ、このバックの中にありったけの現金を詰めるんだ!急げ!」

店長「強盗!?」

月子「きゃあー」

客「大人しくしないとぶっ殺すぞ!」

月子「・・・オヤジ・・・金っ!!早く金出してバックに入れちゃえよ!」

店長「・・・んぬぬぬ、ああぁ・・・」

店長なかなか動こうとしない。

月子「オヤジッ!!何やってんだよ!早く金用意しろよ!!」

客「おいっ!何もたもたしてんだよジジィ!早くしろよ!」

創一「そうだそうだ!早くしろ!金出せ!金っ!」

店長「うぬぬぬ~・・・・って、待てーぃ!なんで貴様までどさくさに紛れて!!そんなヤツにうちの可愛い可愛い月子は任せておけん!」

創一「ハッ!すみませんお父さん!つい・・・」

店長「だから貴様にお父さんと呼ばにゃぺ・・」

客「お前らふざけてんのか?だったら本気だって事を分からせなくちゃいけねぇみてぇだなぁ!!」

月子のこめかみに拳銃を当て人質にとる。

店長、創一「・・・!!」

創一、紙粘土を手にして・・・


すかさず強盗犯の顔を目掛けて投げ付ける。

客「あべしっ!?」

月子「どっせーい!」

一瞬怯んだ強盗犯に、月子が背負い投げをする。

客「ひでぶっ!」

強盗犯、ノビる。

創一「月子!」

月子「あ~ん、そうちゃ~ん。怖かった~。」

店長「な・・・な・・・なんじゃそりゃーっ!!」

創一「どうしたんですか?お父さん。」

店長「だからお父さんと呼ぶにゃっぱぷぺるそな!」

創一「あ、すみません。つい。」

店長「それよりだ!あれだけ散々引っ張ってきた紙粘土のオチがこれか!?」

創一「いやぁ、いつも紙粘土を持ち歩いていて良かったです。」

月子「流石だねそうちゃん、助かったよ~。」

店長「作って!せめて何か作って!?」

創一「何の事を言っているんですか?」

月子「オヤジ、キモ~い。」

店長「ぐぬぬぬぬ・・・まぁ、月子が無事だったから良しとするか。」

そこへ、帰った筈の警察官がやって来る。

警察官「ややっ!これは何の騒ぎでありますか!?おおっ、もしやこのノビているのは強盗犯ですな!では早速私めがとっ捕まえるであります!」

店長「ポリスメン、やけにタイミングが良いな。」

警察官「いやぁ、さっきこの店を出る時にコイツを見掛けまして。この辺りでコンビニ強盗を繰り返して指名手配されている男にそっくりだったもので後を追けてみたら、案の定強盗を働いたものですから。怖かったので外で様子を見ておりました。」

店長「テメェ。」

警察官「いやはや、一件落着ですな!では本官は、この許し難き強盗犯を連行するであります!わ~い、お手柄だ~い。」

警察官、強盗犯を引きずって意気揚々と出て行く。

店長「全く、何というクソポリスだ。・・・ん?」

創一「月子、怖かったろう?大丈夫かい?」

月子「うん、大丈夫。そうちゃんのお陰だよ。やっぱりそうちゃんは日本一、いや世界一格好良いよ。」

創一「ううん、月子の方こそ世界一素敵で美人で可愛いよ。」

月子「そうちゃん。」

創一「月子。」

店長が警察官に気を取られている間に、創一と月子がベタベタしている。

店長「おうコラ!親の目の前でなにさらしてくれとんじゃーい!」

創一「あ、すみません。つい。」

店長「月子、大丈夫か?怪我はしていないか?」

月子「全然大丈夫だし。つーか、娘の命が掛かってんのに金もすぐ出さないなんて、最っ低~。」

店長「違うんだ~。月子、違うんだよ~。」

月子「ふん。そう言えばそうちゃん、何でウチの店にいるの?」

創一「あ、いや、それは・・・。」

店長「何を隠そう、この男はこのコンビニ堂で万引きを働いたのだ!しかも事もあろうに、この店長さんプロデュースの弁当とプリンを!」

月子「・・・本当なの?そうちゃん。」

創一「うん。ごめん。」

店長「だから月子、こんな無職で万引きを働く様な最低男とは今すぐ縁を切りなさ・・・」

月子「何だ~。こんなツマんない物、わざわざ万引きなんてしなくてもいいのに。どうせなら、もっと価値のある物を盗らないと。」

店長「何を言うんだ月子!この弁当とプリンは、この店長さんプロデュースの・・・」

月子「駄作でしょ?」

店長「月子~。」

創一「違うよ、月子。これは素晴らしい弁当とプリンだよ。」

店長「え?」

創一「この弁当とプリンは、他の商品とは比べ物にならないくらいの輝きを放っている。目にした者の視線を釘付けにし、心を奪う。これはもう、芸術品の域に達しているよ。」

店長「・・・。」

創一「店長さん。万引きを犯した罪は必ず償います。だけど、どうか今日だけは見逃してくれませんか?明日になれば、自ら警察に出頭します。だから、どうか今日だけは・・・。」

店長「万引きの罪は、もう咎めたりしないよ。」

月子「オヤジ。」

店長「別に、店長さんプロデュースのこの弁当とプリンを褒めちぎったからじゃないぞ?そんな事で嬉しくなった訳じゃあない。強盗犯から、月子を救ってくれた礼だ。今回だけは、見逃してやろう。」

創一「お父さん。」

店長「だからお父さんと呼ぶなっちゃぷぱえりあ!しかし、月子との交際を認めるかどうかは別問題だ!」

月子「別にオヤジの許可とかいらねーし。」

店長「月子~。」

創一「いや、ちゃんと認めてもらおう。僕はちゃんと、お父さんにも認めてもらいたいよ。」

月子「そうちゃん。」

店長「お父さんと呼ぶなと何度っぷお・・・まぁいい。君を月子の交際相手と認めるには、一つ条件がある。」
創一「条件・・・ですか?」

店長「そうだ。あぁ、別に難しくないから。簡単簡単♪」

ホッと胸を撫で下ろす創一

店長「条件はだなぁ、君が持ち歩いているというその紙粘土で
   私の○○こを正確に作り上げる事だ!」

シンと静まり返る店内


創一「パードゥン?」

店長「だーかーらー、私の○○こを作ってみて♡」

月子「このど変態オヤジがーーーー」

店長「マンセーヽ(  ´  ∇  `  )ノ 」


華麗にドラゴンスープレックスホールドをキメル月子


創一「月子、止めてあげてー。お父さんの首がーーーー」

店長を離す月子

創一「お父さん、大丈夫ですか。」

店長「だから、私をお父たんちょよばべろっちょんさ!!!」

創一「首が変な方向むいてるー!!!!!」

店長「ああ、いつもの事だ。気にするでないでごわす。」
月子「気にすんな!」

創一「気~に~な~る~~」

店長「で、私からの条件は飲んでもらえるのかね?」

創一「あの、本当に紙粘土で○○こを作れば、交際を認めてくれるんですね?」

店長「ああ。男に二言は無い!」

創一「ちなみに、『正確に』という事は、色も塗った方が良いんですよね?」

店長「オフコース」

月子「ウザッ」

創一「わかりました!僕も男です。これでもかと言うくらい正確に○○こを作って交際を認めさせてみせますよ!」

月子「創ちゃんカッコい~」

創一「月子、僕頑張るから。『店長の』という所は、正直血反吐を吐きそうなくらい嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で堪らないけど、完成した後の事を考えたらそのなのじぇんじぇん気にならないよ。見ててね。最高に素晴らしい○○こを作ってみせるから!!!」


そうして僕の○○こを作る日々が始まった
何度作っても、店長からは駄目出しばかり
色や質感、細かな筋に至るまで、細部にまでこだわる店長
僕は月子との関係を認めてもらう為に必死だった
こんなに必死に何かに取り組んだ事はなかった
毎日、毎日、○○こを作り続けた

そして、僕はやってやった!

本物と瓜二つの○○こを
遂に作り上げる事が出来たのだ!

晴れて月子との関係を認めてもらった僕は、またヒモ生活に戻った

だって、
毎日毎日○○こばっかり作ってたから
今は○○この事しか考えられないんだもん

頭の中は○○この事でいっぱいで
食欲も無いし、何も手につかない


ああ、
僕が作った○○こは今何処にあるんだろう


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